アメリカン・コメディ好きの部屋

アメリカのコメディとコメディアンが好きです。時間がある時に更新します。

「バチェラー」シーズン5のストールンローズについて

今まで、「バチェロレッテ」の1、2で使われた

ストールンローズが、初めて「バチェラー」で使われましたね。

 

ストールンローズとは、バチェラーと他の参加者とのデートに「割り込んで」

バチェラーにバラを渡す、ジョーカー的な役割のある作戦です。

一瞬で脱落のリスクもありますが、勇気を認められて

アピールをする事が出来るので、一発逆転を狙いたい人は

使う事を推奨されたりします。

 

今回、ストールンローズを使うかどうか、

ローズを使いたい月田さんと竹下さんの2人だけではなく、

その場にいた全員で、会議をしていました。

月田さんは「2ショットデートをした事がない」

竹下さんは「迷惑をかけたお礼をしたい」と言うのが

大体の理由でしたが、結局、熱量の差なのか、

竹下さんがローズを使う事になりました。

 

この結果がネット上では「女子が集団で月田さんをいじめてる」

「月田さんはちゃんと行きたい理由を言っていた」

「竹下さんの理由が意味不明」など、

プチ炎上していたようでした。

 

私は、「出演者が悪く言われる時(=不自然でモヤモヤする時)は

スタッフの指示に原因があるのではないか」と思うタイプなので、

改めて、過去のストールンローズ会議を見返してみました。

 

「バチェロレッテ」1の時は、

榿澤さんと、マラカイさんと、スーツの牧野さんの

3人で「ローズを誰が使うか」を相談していました。

それを見ていて感じたのは、

「ローズを使いたい人同士で交渉をしてる」

「ローズを使いたい理由よりも、パッションが決め手かな」

と言うところです。

玉砕した榿澤さん、面白かったですね。名シーンでした。

 

「バチェロレッテ」2の時は、

プランニングデートに出かけた3名以外の、

マクファーさん、長谷川さん、中道さん、美留町さんの

4人でまず話しあっていました。

次の日、2ショットに出かけた中道さんのデートを

略奪する為、残った6人で相談をしていました。

 

6人の内、ローズを使いたい人は阿部さん、長谷川さん、マクファーさんの3人。

印象的なのは、マクファーさんが「長谷川さんが行くなら、俺が行く」

と言い出した点。

阿部さん、長谷川さんは、マクファーさんの押しの強い性格に負けて

ひいた、と言う雰囲気でしたし、他のメンバーは、

ほとんど口を挟んでいませんでした。

余談ですが、この時の長谷川さん、譲り方がめっちゃカッコ悪かったです。

負けおしみっぼいなーと思いました。

 

で、今回のストールンローズ、ポイントその1としては、

月田さんと竹下さん以外に、ローズを使いたい人がいなかった。

輿水さんみたいな強い人だったら、竹下さんとも

戦えると思いますが、月田さんは性格的に分が悪かった。

 

ポイントその2は、今までの会議も「ローズを使いたい人は

他の使いたい人を説得する」と言う体で、使いたい理由よりも、

どれだけ気合が入っているかを示さないと残れない、と言う印象があった。

「もしここで帰る事になっても自分は行く」と言う決意ですね。

 

で、月田さんと竹下さんが2人だけで話し合うと、竹下さんが勝つのが

目に見えてる訳です。試合にならない。

竹下さんは口も達者だし、ガチ恋してる感じ。

一方の月田さんは、自己紹介動画の時からですが、

余裕を見せたいタイプ。客観的とも違って、

観察者、傍観者気質なのかな〜と。

 

さらに、月田さんの非常にマズイ点が、第一話のカクテルパーティで

バチェラーから話しかけられた時に「私はいいので、他の子に」と

譲ってるシーンがありました。

 

長谷川さんはのんきに「不思議な人だなぁ〜」とか

コメントしてましたが、スタッフや参加者からしたら

「やる気がないなら今すぐ落ちろ!」と思われても仕方ない人なのです。

 

でまぁ、月田さんと竹下さんだけで話し合うと、月田さんが絶対負けるので、

他のメンバーも入れて会議をした結果、最後に

月田さんは「竹下さんの言った事に反論できない」と言いました。

事実上の敗北宣言です。

 

その後、坂東さんが来てから「2人の時間が欲しい」と泣きましたが、

尾崎さんは頭の回転も早いし、自分の意思も目標もはっきりしてる

タイプだから、あそこで悪者になって、ジャッジをしてくれた

お陰で、一応、決着がついた訳です。

 

月田さんはどうすれば勝てたか、を考えると

やはり「理由でも理屈でもなく、覚悟をみせる」事。

「竹下さんに行って欲しくない」でも

「過去、自分が頑張らなかったから後悔してる」でも

なんでもよくて、結局、気合いとか覇気ですよね。

重要なのは、ミッション! パッション! ハイテンション!です。

 

過去のストールンローズ会議でも、

結局は「強気のやつが勝ち、弱気がひく」だったので

(前者はマラカイ、ノッキー、マクファー、

後者は牧野、阿部、長谷川)

他のメンバーは、月田さんに行って欲しいけど、

そこは「月田さん自身で竹下さんを潰してくれ」

と思ってたんじゃないかなぁ。

 

竹下さんが引けば良いのに、と思う人はいるでしょうが、

リアリティショーですし、尾崎さんがジャッジしてくれた通り、

月田さんは「反論できない」と口にしたので、負けた訳です。

 

そんな修羅場があったとは、つゆ知らないバチェラーは

その回で、月田さんを落とす訳ですが、

月田さんは泣きながら、長谷川さんに抱きついていました。

それを見た私は「月田さんて、偉い人とか強い人に

可哀想な自分をアピールするタイプなのかな」と思ってしまいました。

ストールンローズ会議終了後に泣いたのも、坂東さんへのアピールに

見えちゃっていたので。

 

なんかこう、月田さんからは、「末っ子で甘えん坊、

兄弟喧嘩をしてもいつも勝てないから、最後は

親に泣いたり甘えたりして、助けてもらう癖がついてる子」

そんな感じがしました。

竹下さんは、逆境をはねのけて生きてる人なので、

勝ち目なかったなぁ、って感じですね。

 

大勢で詰めてる図に見えたかもしれないですが、

バチェラーと言うルールのあるゲームの中で、

参加者はみんな、フェアに戦ってたのではないかと、

思う次第であります。

今度の配信ではストールンローズ会議の裏側が

見れそうなので、楽しみです。