赤楚衛二さん主演、漫画原作のドラマ「こっち向いてよ向井くん」
第一話が非常に面白かったです。続きが楽しみ。
原作漫画はまだ完結しておらず、ラストはオリジナルに
なるらしいですね。
10年彼女がおらず、恋愛の仕方を忘れたアラサーの向井くんが、
いろいろな女性と出会う物語のようです。
ドラマは、第1話の勘違いシーンの完成度が高かったです。
この手の「ほぼ1話完結で、つぎつぎに女性と出会う話」には
大体パターンがあります。
1、寅さんパターン(誰ともうまくいかず独身続行)
2、青い鳥パターン(運命の相手は近くにいた)
3、元サヤパターン(一番こじれた相手とやり直す)
くらいが順当なところかと思います。
現実であれば、いろんな人と上手くいかなくても、
一番最後に運命の人と出会って幸せになる、という事は
普通にあると思うのですが、ドラマでは
「なぜ、その人が運命の相手なのか」を
視聴者に納得させる為に、ドラマ内で
それなりの描写をする時間が必要です。
つまり、フィクションで、最後に突然出てきた人が
運命の相手だった、となるパターンは、言わば
ミステリー小説などで「誰も思いつかない衝撃の犯人!」などと
煽った上で、それまで全く小説内に出てこなかった人を
「この人が犯人です!」と言うのに等しい訳です。
伏線もなく、脈絡もないので、
どれだけ素敵な人であっても、視聴者には不満が
出るのだと思います。
「ママと恋に落ちるまで」の話です。
9シーズン続いた人気コメディドラマですが、
タイトル通り、主人公の男性が、自分の子供たちに向かって
「パパがママと出会うまで」を語るドラマです。
毎回「この人は運命の相手かな〜? 残念、違いました〜」
という「寅さん」パターンで続いていましたが、
流石に運命の相手に出会わないまま、終わる訳にいかないので、
ラストシーズンには新キャラクターとして、
未来のママが出てきて、無事に終わりました。
しかし、このキャラクターの評判が悪かったそうで、
視聴者からは、主人公の女友達として、
1話からずっと出ていたロビンの方がお似合いだと
言う声が多かったそうです。
私も実際にドラマを最後まで観ましたが、
未来のママのキャラクター造形が悪い訳ではなく、
主人公とつかず離れず、そばにいたロビンと言うキャラクターの方に
視聴者の愛着があるから起こる現象なのだと思います。
話はドラマの「向井くん」に戻ります。
最後予想は
1であれば、向井くんは最後まで、ひとり
2であれば、波瑠が演じる
3であれば、元カノの美和子が相手
のどれかになる訳ですが。
今のところ、波瑠の恋愛模様もちょっとずつ描写があるので、
2の「向井くんと
と匂わせる、絶妙なラインで終わるのではないかと予想します。
3の元カノ復縁は、視聴者的にはそんなに
おもしろくないパターンだと思うので、
中盤あたりで、ドラマを盛り上げるために
再会したり付き合ったりするのではないかな、と
予想しております。
最後に、ドラマ「舞いあがれ!」の放送時、
赤楚さんが「あさイチ」に出演されていて、
司会者から「最近は何を観てますか?」と聞かれ、
「『ハングオーバー!』シリーズを延々、観てます」と
爽やかに答えていたので、非常に好感を抱きました。
もしかするとコメディドラマの主演の役作りで
観てたのかもしれないですね。
(よく考えたら「ペンディング・トレイン」より
前の話だから違うかもしれません)
さらに蛇足ですが、「こっち向いてよ向井くん」劇伴が良いなぁと
思ってHPを見たら、「ゲスの極み乙女」のちゃんMARIさんが
担当されているそうです。
ちゃんMARIさんのコメントに
「主人公の向井くんは長年彼女がいないそうで、私の周りにも、
そういう人いるいる!と、お話をいただいた時に膝を打ちました。」
と書いてありますが、休日課長の事でしょうか…。笑いました。
休日課長は「テラハ」の良心でしたね。なぜ彼女が出来ないんだろう。