アメリカン・コメディ好きの部屋

アメリカのコメディとコメディアンが好きです。気が向いた時に更新します。

「テラスハウス」とは何か 私の考え

このブログにも度々感想を書いているが、リアリティショーが好きである。

 

ひとくちにリアリティショーと言っても、色々な種類がある。

大きく分けると、ひとつめはドキュメンタリーに近いもの。

ふたつめはゲームやドッキリなど、番組側に仕掛けがあって、

それに出演者がチャレンジするタイプのもの。

こまかく見ていくと、他にもあるかもしれないが、

ひとまず、思いつくのはこの2種類だ。

 

ひとつめの「ドキュメンタリーに近いタイプ」で、

私が観た事があるのは、Netflixで配信されている「クィア・アイ」や

MTVやHuluで配信されている「キャットフィッシュ

~リアルレポート ネット恋愛の落とし穴~」など。

問題を抱えている人のところに行き、その解決を手伝う番組である。

日本で言えば、家のリフォームをする「大改造‼️劇的ビフォアーアフター

なども、このジャンルに入るだろう。

あくまで「現実を扱ったTVショー」なので、ドキュメンタリー作品よりも

扱うテーマが軽く、個人的な問題をとり扱うものが多い。

 

また、セレブに密着するタイプのリアリティショーや、

「ビッグ・ダディ」に象徴される大家族ものも、

ドキュメンタリータイプの作品と言って良いだろう。

撮影される対象者の生活環境や常識が、世間一般と

かけ離れていて事件が起こりやすい環境のため、

リアリティショーの題材となりやすいのである。

 

www.mtvjapan.com

 

ふたつめの「何か仕掛けがあって出演者がチャレンジするもの」は

幅が広いが、日本でよく見かけるのは、恋愛系のリアリティショー

アマゾンプライムの「バチェラー・ジャパン」や

MTVやHuluで配信されている「アー・ユー・ザ・ワン

~奇跡の出会いは100万ドル!」は、ゲーム形式で戦うタイプの

リアリティショーで、出演者同士をきそわせる事が目的の、

恋愛系の中では過激なタイプのショーである。

 

 

また、日本のabemaTVでは「恋リア」と言うジャンルで、

沢山の恋愛リアリティショーが配信されているが、

日本が製作した番組は「美しい話」「切ない話」に持っていく

タイプが多く、バトルを楽しむアメリカ系とはタイプが異なるようだ。

 

恋愛リアリティショーとして、過去、日本で一番人気があったのは、

フジテレビの「あいのり」ではないかと思う。

1999年に始まって10年ほど続いた後、しばらく間があいてから、

2018年にフジテレビとNetflixの共同製作で、復活した

人間観察バラエティ」番組である。

旅先での体験を描くところはドキュメンタリーっぽいが、

旅の仲間に告白したら帰国する、というところが

ルールのあるゲーム系のリアリティショーに分類できると思われる。

 

ja.wikipedia.org

 

 

日本のわびさびを感じる(?)リアリティショー「テラスハウス

 

 

同じくフジテレビが製作している「テラスハウス」も

恋愛リアリティショーの一種なのだが、この番組はちょっと変わっている。

テラスハウス」とは、フジテレビで2012年から放送が始まり、

写真集や映画版が作られるなど、若者の間でブームになった番組。

2015年からはNetflixとフジの共同製作となり、海外にも配信されるようになった。

この番組の最大の特徴は、リアリティショーに良くある

大げさなテロップや演出がないところ。

番組が用意した素敵な車とオシャレなインテリアの家で、

見知らぬ男女6人が共同生活をする様子を、ただただ放送すると言う

コンセプトである。(そこだけ聞くとドキュメンタリー風ではある)

 

共同生活を送る男女は、モデルやミュージシャン、サーファーなど

何かしら個性を活かした職業についている人が多く、

その中で芽生える恋や、自分の仕事に対する悩みなどが描かれ、

 まるで「海外のおしゃれな青春ドラマ」を観ているような気分が

味わえる番組である……と、とりあえず言っておこう。

 

 

テラスハウス」が2018年にアメリカの「TIME誌」に取り上げられた時に、

アメリカ人の自己主張の激しさと全く違う、淡々とした日常を感じる番組

として、日本の『わびさび』みたいなものがある」と書かれていたそうだが、

これは、言い換えれば「何も起こらないリアリティショー」

退屈の一歩手前」と言うこともできる番組ではある。

 

 

www.cinematoday.jp

 

オシャレな職業についている人達と言っても、

単に共同生活するだけでは、大した事件は起こらない。

その退屈を回避するための仕掛けが、この番組にはいくつかある。

 

仕掛けその1、入居前の住人インタビューで

テラスハウスで何をしたいか、目標はあるか」などを聞く。

 

仕掛けその2、自分の目標を達成した住人は、番組を卒業し、

新しい住人と入れ替わる事で、停滞を防ぐ。

 

仕掛けその3、住人の中で、気の合う異性をみつけて、

デートに誘ったり、告白をしたりする。

また恋の経過がどうなっているか、住人同士で話し合うシーンもある。

 

仕掛けその4、テラスハウス住人を観察する側として

別のスタジオにタレントたちを用意し、住人の行動を分析する。

テラスハウス内で、特に大きな問題が起こらない時には、

スタジオのメンバーが話芸で盛り上げたり、

住人同士の関係を推理したりして(単なる邪推に近い時もあるw)

視聴者を飽きさせないようになっている。

 

 

以上が私の思う、この番組の仕掛けである。

 

 

テラスハウス」に入る住民の目標、目的とは

 

 

テラスハウス」では、入居する住民の目標について、

入居直前インタビューというのがアップされる。

本編の放送とは別に、YOUTUBEの「テラスハウス公式サイト」に

インタビューがアップされるが、内容は基本的に

自己紹介と今後の目標(=仕事や進路、理想の恋愛など)

テラスハウスに入る意気込み、あたりである。

 

 仕掛けその2に書いた「目標を達成すると卒業」というのは

「あいのり」の「気になる異性に告白したら帰国」と

同じ構成であり、「テラスハウス」の場合は、

恋愛に特化してないふりをしているが、

実際には、恋愛である程度の見せ場を作るか、

これ以上、誰とも恋愛できそうにないとなったら、

お役御免となるパターンが多い。

 

 

恋愛以外の見せ場としては、仕事での活躍シーンもある。

ミュージシャンなら自分のステージ姿、

モデルなら雑誌の撮影でのポージングを見せる。

サーファーならサーフィンをするなど、

自分の仕事でうまく見せ場を作れるメンバーもいるが、

スノーボーダーなのにぎっくり腰で動けなかったり

ホッケー選手が、ここ一番の試合で負けてしまったりするため、

恋愛の見せ場の方が実現しやすい、と考えて良いだろう。

本業が失敗する姿はまずいが、恋愛であれば、

失恋してもプライベートの事だし、かえって共感される場合も多いだろう。

 

 

テラスハウスに入る住民には、インタビューで答えた表向きの目標とは別に

本当に叶えたい目標目的の両方があると思う。

住民がテラスハウスに入る目標は「プライベートの姿を見せて共感を得る」だが、

テラスハウスに入る目的は「顔と名前を売って仕事のステップアップを図る」こと。

目標を達成できれば、目的も達成できるが、

目標を達成できない(=共感ではなく反感を買う)と、

目的も達成できない(=ステップアップに役立たない

これが「テラスハウス」というリアリティショーの構造である。

 

 

「あいのり」には映るが「テラスハウス」には映らないもの

 

 

テラスハウス」と「あいのり」は同じフジテレビ系なので

同列に言及される事が多いが、表面的なテイストはかなり違う。

 

「あいのり」出演者の中には「本当はテラハに出たかった」という人もいるが、

「あいのり」向きか「テラスハウス」向きかというのを簡単に言うと、

泥臭いタイプ」か「オシャレなタイプ」かである。

 

「あいのり」は「真実の愛を見つける旅」がコンセプトなので、

ダサかったりモテないタイプの純情系、ネタ系男子が

たびたび投入されるが、「テラスハウス」は外見重視

見た目がイマイチな場合は、職業面がある程度、確立していないと

選ばれないようになっている気がする。

また「あいのり」の方が素人っぽさ、純粋さ、純真さを重視しており、

テラスハウス」は芸能人、モデル、スポーツ選手、と言う

イメージで、ベクトルとしては反対である。

 

また、「あいのり」には時々映るが、「テラスハウス」では

絶対映らないものがある。それはスタッフの姿である。

これは「リアリティショー」でありながら「恋愛ドラマ」に

印象を近づけるために、意識してやっている事だと思う。

 

「あいのり」であれば「今、誰に矢印が向いてるか」を

スタッフに話したり、日記に心情を書いたりするが、

テラスハウス」では、住民同士で積極的に恋バナをするよう

スタッフが指示を出していると思われる。

 

本来はリアリティショーの裏方がやる事を、住民同士にやらせて、

出演者がお互いに、番組の進行のためのキューを出す係りに

なっているのだ。そこが「テラスハウス」の特殊なところである。

 

「あいのり」だけでなく「バチェラー・ジャパン」でも

出演者がカメラに向かって、自分の今の気持ちを告白する

シーンが出てくるが、この行為がなぜ必要かと言うと、

決まった脚本がないリアリティショーの場合、出演者が

何を考えて行動したかが視聴者には分かりづらいからである。

(余談だが、リアリティショーによくある、出演者がカメラに向かって

喋るシーンは、映画や演劇用語で言う所の「第四の壁を破壊」する行為に似ている。

画面の中から視聴者に向かって、直接話しかけてるように見えるからだ)

 

 

ja.wikipedia.org

 

ドラマや映画の場合、登場人物の行動に、どのような動機があるか、

説明ゼリフや表情などで示されるが、リアリティショーの出演者は、

生身の人間なので、きちんと計算された行動はとれない

本人にとっては自明でも、他人にとっては意味不明な言動をする

というのは現実でもよく見かける事である。

 

しかし、その「計算外の面白さ」こそがドラマにはない、

リアリティショーの醍醐味

ドラマの場合、類型パターンや、古典的な展開、

人気のある物語などが、すでに多く存在してるが、

リアリティショーの場合は、物語のコントロールが難しく、

予想と違う動きがあったり、言ってる事とやってる事が

矛盾していてたりと言う、偶発的、突発的な部分を楽しむのが

目的で、そこが一番の魅力なのである。

 

 

 結末から逆算して物語を紡ぐ、それがリアリティショー

 

 

テラスハウス」では、青春恋愛ドラマのプレイヤーとして

6人の男女が集まり、個々人の目標を達成したら卒業していくが、

恋愛フラグが立ったと思ったら、途中で消えてしまったり、

清純キャラで入居したのに、とんでもない下衆発言をして

スタジオや視聴者をドン引きさせたりする。

「あれはどうなったの?」「この人、こんな性格だっけ?」

と言う、予想外の物語が紡がれる。

出演者同士の面白い物語にたどり着くまでの途中経過で、

無駄になったカットが膨大にあるはずだ。

 

脚本がある映像作品は、撮る内容をある程度決めてから動くが、

リアリティショーの場合は、先を予想しつつ、

ハプニングの瞬間を逃さないように、スタッフが

張り付いて、人間関係を撮りためていく。

 

住人同士の衝突がおこったり、 お互いの好意がかいま見えたり、と言う

リアルな瞬間が捉えられある程度の結果を撮影したら

要らない枝葉を切り取っていく

結末から逆算して物語を作る行為、これって何かに似ていると

思ったが、私がひらめいたのは、何故か「盆栽」であった。

 

 

ウィキペディアで「盆栽」を引くと、

自然の風景を模して造形するのが特徴」とあり、

まさにリアルを模しているリアリティショーにふさわしい。

TIMS誌」の指摘した、日本のわびさびここに極まれり、

と言う感じである(強引すぎる結論)。

 

ja.wikipedia.org

 

 盆栽としての「テラスハウス

 

 

リアリティショーでは、よく「ヤラセ問題」が起きる。

「あいのり」では、なかなか恋愛できない

出演者を卒業させるため、誘惑して卒業させる

ヤラセ要員が投入された事があったり、

テラスハウス」では、出演者へのパワハラや、

キス手当を出されていた、などと週刊誌で報じられた事がある。

「バチェラー・ジャパン」にも、最後のバラを渡す相手を

番組側が変更させた、と言う記事が出たばかりだ。

 

テレビ番組だから、番組コンセプトにあわせる為や、

盛り上がりを重視して、出演者へ指示をしたり、

誘導するような事はあると思う。

だが、それをやりすぎると、ドラマチックにはなるが、

自然さ、リアルさが減っていく

指示、演出はほどほどにしてほしいものである。

実際、ヤラセが酷いと番組が終わってしまう事があるので、

ちょっとくらい盛り上がらなくとも、嘘にならない程度の

リアルさは、維持してほしい。

 

綺麗すぎる盆栽には、独特の味わいがない。

自然の持つ荒っぽさや意外性を残しつつ、

虚と実が混じった楽しいエンターテイメントが観れる事を、

今後も期待しております。

 

「バチェラー」のパロディドラマ「バーニング・ラブ」を借りて観た

「バチェラー・ジャパン」好きの私に

「バチェラーのパロディドラマがあるんです」と

教えてくれた人がいて、そのパロディドラマを先日、借りて観た。

 

そのドラマは「バーニング・ラブ」と言うアメリカの映像作品で、

ケン・マリーノと言うコメディアンが出演、監督をし、

ケンの奥さんのエリカ・オーヤマ(日系人)が脚本を書いているそうで、

エミー賞にもノミネートされていた作品だった。

調べてみたところ、3部作になっているのだが、

シリーズの最初の作品「バーニング・ラブ」は配信されておらず、

続編の「バーニング・ラブ シーズン2」と

「バーニング・ラブ 賞金王は誰だ」のふたつしか配信されていなかった。

オールシネマに作品のリンクがあるので、何らかの形で日本での配信、

公開があったはずなのだが、私が知った時には、シーズン1の

配信期限がすでに切れていたのであろう。残念である。

私はTSUTAYAで借りたが、アマゾンプライムほか、

数カ所で配信されているようだ。

(ちなみに、アマゾンはTSUTAYAよりレンタル料金が安かった)

 

www.allcinema.net

ケン・マリーノは日本であまり馴染みがないと思うが、

アントマン』主演のポール・ラッドとよく共演していて、

「ブルックリン99」に出ているジョー・ロー・トゥルリオと

一緒に仕事をしていた俳優兼コメディアンである。

日本では、映画『バッド・マイロ!』の主演俳優と言うのが

一番わかりやすいかもしれない。

 

en.wikipedia.org

ポール・ラッドが出ているDVDスルー作品には、

ケン・マリーノがかつて出演していたMTVのコメディ番組「The State」の

出演者が関わっていることが多く、私は「The State」は観たことがないが、

「バーニング・ラブ」の存在を教えてくれた人は、この番組を観ていたそうである。

 

en.wikipedia.org

話はそれるが、ポール・ラッドが主演の未公開映画で

私が大好きな『僕たちの奉仕活動』を監督したのが、この

「The State」に出演していたデビッド・ウェイン。

またNetflixで配信されている「ウェット・ホット・アメリカン・サマー」も

彼の監督で、これには、前述のケン・マリーノやポール・ラッド

エイミー・ポーラー、ジャニーン・ガラファロなど、

豪華なメンバーが出演している。

 

もうひとつ、デビッド・ウェインの監督作品で、ポール・ラッドの未公開映画に、

『ラブコメ処方箋 甘い恋のつくり方』と言う作品があるのだが、

ブコメ映画によくあるシチュエーションをパロディにした

ナンセンスコメディ。(多分『ユー・ガット・メイル』を下敷きにしている)

しょうもない脱力系のギャグや、子供っぽい下ネタなどが多く

ボケっぱなしで、誰もツッコまない所が持ち味のような気がする。

この映画の中で私が一番、気に入ったギャグは、

本屋でヒロインが「私、フィクションが好きなの」と言うもの。

これは、よくいる「フィクションは作り話だからノンフィクションしか読まない」

と言う人をからかったもので、地味だが好きなギャグである。

 

en.wikipedia.org

話を「バーニング・ラブ」に戻すと、「バーニング・ラブ シーズン2」は

「バチェラー」ではなく、「バチェロレッテ」のパロディ。

ケン・マリーノがバチェラーだった「バーニング・ラブ シーズン1」で

落ちた女性がバチェロレッテになるという、つながり方をしている。

一人の女性を、大勢の男性が奪い合うパターンになっているが、

彼女が一番お気に入りの男性が、彼女の事を全く好きではなく、

途中でリタイアしたりするのが面白い。

主役のバチェロレッテを演じる女優さんは、

ジューン・ダイアン・ラファエルという人らしく、

出演作一覧を観ると、知ってる作品に出ていたが、記憶になかった。

美人ではあるものの、妙に圧が強いキャラクターをうまく演じている。

(追記:2020年の1月に劇場公開された

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』で

ジューンさんはシャーリーズ・セロンの演じる国務長官のスタッフ

という重要な役を演じていた。ほぼ出ずっぱり。面白かった)

 

 

「バーニング・ラブ」のシーズン3である

「バーニング・ラブ 賞金王は誰だ」は今までの出演者が

男女ペアになって勝ち抜けする話で、まず賞金の額が900ドル(約10万円)

と言うところが、ジョークになっている。

途中でライバルを殺そうとする出演者が出てくるが、

「殺人はルール違反です」と言われて退場させられたり(当たり前)

スケスケTシャツコンテストを、女性ではなく男性がやらされたりと、

わかりやすいギャグが多くて、面白かった。

 

「バーニング・ラブ シーズン2」「〜賞金王は誰だ」には、

「ブルックリン99」のジョー・ロー・トゥルリオ以外に

パキスタン人のコメディアン、クメイル・ナンジアニ

(映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』主演、

ドラマ「シリコン・バレー」のメイン・キャスト)や、

アダム・スコット(ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」出演、

映画『LIFE!』での嫌味な上司役など)も出ていて、

アメリカン・コメディ好きには嬉しいドラマであった。

 

まったくの余談だが、アダム・スコットが悪魔役で出ているドラマの

「グッド・プレイス」のシーズン1のEP8、アダムが初登場したシーンで

「バチェラー観たいから、あと30分で地獄に帰る」と言う

セリフがあって笑った事がある。低俗だけれど愛されている、

それが、アメリカのリアリティショーなのであろう。

 

さらなる余談として、アダム・スコットは「バチェロレッテ」を

観るのが好き、とトークショーで語ってる動画があったので、貼っておく。


Adam Scott LOVES Watching "The Bachelorette" - CONAN on TBS

 

「まだ結婚できない男」があまり面白くない理由

結婚できない男」の続編、「まだ結婚できない男」が現在放送中である。

 

www.ktv.jp

 

結婚できない男」とは、阿部寛主演で2006年に放送されたドラマの事。

偏屈な男、桑野が3人の女性との関わりによって、変わっていく姿を

コミカルに描いたラブコメディである。

 

当時の日本の状況は、2005年に「おひとりさま」という言葉が新語・流行語大賞

ノミネートされ、「婚活」という言葉が生まれた2008年より少し前。

まだ、リーマンショック東日本大震災も起こっていない時期である。

 

www.narinari.com

www.sankei.com

 

そういう時代背景を反映して作られた「結婚できない男」は

魅力的なキャスト、ユーモアのある脚本で、完成度が高く

韓国でリメイク版も作られるなど、人気を博した。

 

ドラマ「結婚できない男」には元ネタがあるという噂がある。

それは、ジャック・ニコルソン主演の映画『恋愛小説家』。

私も随分前に一度観たが、偏屈な恋愛小説家とウェイトレスの話で、

犬が出てくるところなど、大筋が似ているのは確かである。

 

それはさておき、前作「結婚できない男」は面白かったのに、

現在放送中の「まだ結婚できない男」は今ひとつ面白くない。

その理由を考えた。

 

 

前作は同じような境遇の二人が出会う「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語だった

 

 

桑野信介は、前作では40歳の独身男。仕事もできてルックスも良いのに

性格に難があり、女性に敬遠されてしまうタイプ。

桑野自身は、全く気にせず、おひとりさまの生活を満喫していたが、

ある日、体調不良で病院に行き、そこで出会ったアラフォーの女医と、

なんやかんやもめつつも、お互いの距離を縮めていく。

 

桑野の行く病院は、桑野の義理の兄で親友の中川が副院長の病院である。

という事は女医の早坂夏美にとって、桑野は上司の身内である。

変人であっても邪険にはできない。

何かと口実を作って病院にくる桑野を、しっかりものの夏美先生がたしなめたり、

時に喧嘩したりと、この二人のやりとりが絶妙で、とても面白かった。

 

夏美先生を演じるのは夏川結衣

清潔感のある美貌と、えくぼがあらわれる笑顔がキュートな女優である。

他の共演者には、桑野のお隣さんのみちるを演じる国仲涼子

桑野の仕事をフォローする沢崎を演じる高島礼子がおり、

三人三様の魅力的な女性が出演していた。

 

 

前作と今作、ドラマの第1話を見比べた時に、大きな違いがあった。

前作は、桑野だけでなく夏美先生も、おひとりさま生活をいとなむ

「結婚していない女」である、という描写がある事。

ひとりでパチンコを打ち、ラーメンをすすり、漫画喫茶で一休みする、など

美人女医としては質素で堅実(?)な生活をしている描写があり、

最初の方では、友人の紹介で、お見合いのような事をしている姿も描かれる。

 

つまり、偏屈すぎて結婚できない男と、タイミングを逃して結婚してない女、

「おひとりさま」同士の二人が出会った事で生まれる化学反応が、

メインのドラマだったのだ。

タイトルこそ「男」となっているが、夏美先生側の「女」の立場で

観る事もできる、男女ともに共感できる話になっている。

 

 

雰囲気が変わった大きな理由は「時代が変わったから」と「年をとったから」

 

しかし、前作から13年経った今回のドラマは、

女性メンバーは総入れ替え、桑野だけが年をとり、

いまだ独身のままの53歳になった。

 

前作と同じように3人の女性が登場するが、

吉田羊演じる吉山まどかは、桑野が自分の名前をエゴサーチした時に

出てくるアンチブログを訴えるために、相談した女性弁護士で

夏美先生ポジションのようだ。

稲森いずみが演じる田中有希江は、吉山先生に離婚裁判を依頼した依頼主。

お隣さんのみちるポジションは、女優役の深川麻衣

全員、外見は前回より地味な雰囲気である。

 

 

前作は「おひとりさま」が認知された時期だが、

2019年の現在はさらに未婚率は上がっていて、単身の高齢者が増えている。

「まだ結婚できない男」の冒頭で、50歳を超えても結婚しない男性の割合は

23.4%と書いてあったが、2005年当時は15.4%だったそうだ。

日本は20年以上デフレが続いており、前作と今作の間に、

リーマンショックと震災、消費税が倍になるなど、経済状況は確実に悪くなっている。

婚活する女性が男性に希望する年収も、「婚活時代」が書かれた2008年ごろには、

600万円くらいが妥当だったと記憶しているが、

2019年の現在は400万円くらいが普通で、600万は高望みと言う

ネット記事もよく見かける。

 

 

そんな社会状況の中、53歳独身の桑野はどうなったか。

何も変わらない、と言いたいところだが、何かが違う。

設計事務所が大きくなり、スタッフが増えたが、

仕事を頑張っているストイックな雰囲気がなくなった。

 

そして、以前は女性に興味がなさそうな感じだったが

前回のラストで、夏美先生を受け入れた後だからか、

割と積極的に女性とも関わっている。

初対面の吉山弁護士が独身だと聞いた瞬間、

やけに嬉しそうなリアクションをしていて、

前回にはなかった「おっさんの気色悪さ」も、若干感じられた。

 

また、40歳の頃は「結婚できないのではなく、しないんです」と言っていたが、

53歳でそれを言うのは「負け惜しみ」感が強くなるからか、

全体的に気弱な感じになっている気がした。

 

 

弁護士と医者、ヒロインの職業の違いも大きい

 

 

桑野が気弱な雰囲気になった上に、ヒロインであろう

弁護士の吉山まどかのキャラクターが、あまり良くない。

 

前回の医者は相談に行くのにちょうどいい設定だった。

働き盛りの個人事業主が、体調不良をかかえて相談に行く。

夏美先生も初回から親しくなった訳ではなく、何度も顔を合わせた後で

喧嘩をしたり、病院の外で会ったりするようになって行った。

夏美先生が桑野の隣人のみちると仲良くなるのも、自然な流れだった。

 

しかし、今回の弁護士の場合、第1回目から桑野の態度に

吉山先生が怒っていて、喧嘩をするのが早すぎると感じた。

ちゃんと人間関係を築いていない段階で、桑野にキレている。

弁護士は金銭トラブルや人間関係のトラブルを解決する職業だから、

問題の多い人間を相手にする事も多いと思う。

桑野は確かに偏屈だけど、この程度の嫌味、華麗にスルーできなくては

弁護士業はつとまらないのではないか、と感じた。

 

前作を観た視聴者としては、今作でも、桑野と夏美先生のような

丁々発止のやりとりが観れる事を、もちろん期待している。

でも、その掛け合い漫才のようなやりとりは、そこに至るまでの

きちんとしたプロセスがあって生まれるものであって、

吉山先生と桑野の間には、感情の積み重ね、プロセスがないので、

単に、吉山先生がキレやすいだけの女性に見えたのである。

 

 

全体の印象としては、漫才の相方が変わってしまったのに、

昔ウケたネタを別の相方で再現しようとして、息が合わずに

ギクシャクしてしまう感じ。

それによって、失われたものの大きさに気づいてしまうと言うか。

夏美先生もみちるちゃんも沢崎さんも、みんな綺麗だった、

華やかで良かったなぁ、と軽く喪失感を覚えるのであった。

 

 

人生100年時代、桑野はまだ折り返し地点……なのか?

 

 

前回は「おひとりさま」の生活を描いていたが、

今はおひとりさまが当たり前になり、

恋人がいない独身の男女が増えたため、結婚や恋愛が、

ある意味では嗜好品、贅沢品のようになっている。

また、前回のドラマと町の風景も変わり、

コンビニの店員は外国人と高齢者で、

DVDレンタルの店がなくなっている。

前作では、夏美先生と桑野が遭遇する場所だった

DVDレンタル店の代わりに、登場人物が集まるための

茶店という新しい場所が必要になったのも分かる。

 

 

前作の桑野はアイランドキッチンにこだわりがある男であり、

「キッチン」は結婚を象徴するイメージだったと思う。

しかし、今作では「オリンピックのコンペに落ちて、落ち込んだので、

キッチンではなく、高齢者住宅について考えるようになった」と言っており、

人生100年時代の高齢独身者」がテーマであって、

その辺の変更点が、作品全体をしんみりさせている要因とも思える。

(後、桑野は夏美先生にふられて、落ち込んでいる可能性もなくはない)

 

前作の放送は夏だったが、今作の放送は秋で

制作側も作品のテーマが変わった事を意識して、

放映時期を選んでいると思う。

 

 

人生100年と言っても、80歳、90歳過ぎても

健康で働けるのはごくごく一部。

桑野信介、53歳。まだまだ働き盛りではあるが、別にもう、

恋愛とか結婚とか、無理してしなくてもいいんじゃないのかな。

吉山先生も、喫茶店の店長も、夏美先生より素敵じゃないし。

いまさら他人と同居なんて無理だろう。

 

最後がどうなるか気になるので、このまま見続ける予定だが、

前作とは別物として、今後はゆる〜く視聴します。

バチェラー・ジャパン シーズン3が絶賛炎上中……でも、やっぱり面白い  

シーズン1と同じく、今回も長文ネタバレ感想です。

 

 

makarena3.hatenablog.com

 

 

アマゾンプライムで配信している恋愛リアリティショー

「バチェラー・ジャパン」のシーズン3が配信された。

「バチェラー」とは1人の独身男(=バチェラー)を巡って

20人の花嫁候補が熾烈な戦いを繰り広げる番組のこと。

「結婚以外は全てを手に入れた男」という触れ込みのハイスペ男性と

ロマンチックなデートをしながら、誰が花嫁にふさわしいかを

選んでいく、勝ち抜けゲーム形式のリアリティショーである。

 

今回のバチェラーは、友永真也31歳

神戸生まれの神戸育ち、貿易会社を経営し、

フランス留学経験もある。

キリッとした顔立ちで、身長も180cmほどありそうな真也は、

モデル並みのルックスで、赤いフェラーリを乗り回す。

スタジオの芸能人達も「今までで一番かっこいいバチェラー」

「完璧な男」と絶賛していた。

 


『バチェラー・シーズン3』 三代目バチェラー 友永 真也『 バチェラー たるもの、素直であれ、誠実であれ、謙虚であれ』

 

パーフェクト・バチェラー真也はとにかく強い女が好き

 

今回のバチェラーが女性に求めるもの、それは「強さ」

「お母さんが強い女性だったので、強い人がいい」のだそう。

この番組では、デートと並行して、結婚相手が自分の理想と

合致しているかどうかを試すチャレンジが挟まれる。

女性の「強さ」を試すために真也が選んだイベントは

「グアムの汚い沼に飛び込ませる」「スカイダイビングをする」

「ウェディングドレスを着せてプールに飛び込ませる」など。

「え、それって単なる度胸試しで、結婚と関係ないのでは」 と思ったら、

のちに真也はEP6の中で「海派か山派か」と聞かれ

「山派。水がそんなに好きじゃない」と発言していた。

 

「自分が苦手な事にチャレンジさせて、女の強さを調べてるのかな?」

とモヤッとした気持ちが生まれたが、このゲームでは、

女性陣の立場が弱く、バチェラーに絶対の権限があるので、

少々の乱暴さはご愛嬌と思いながら、続きを観ていた。

 

フランス語は堪能だが、日本語はお粗末なバチェラー

 

真也の経歴で目立つのは「フランス留学経験あり」。

フランスのホストファミリーと、フランス語で仲良く

会話するシーンもはさみこまれ、

「できる男」と言う雰囲気が漂っていた。

しかし、回を重ねるごとに「あれっ、このバチェラー

日本語の語彙が少ないな」と感じることが多くなった。

女性陣に対しては「全力で向き合う」「全力で受け入れる」

気に入った女性を褒める時は「ほんまに強いなと思いました」

ローズを渡す時は「めっちゃ考えました」……。

 

初代バチェラーは東大卒、2代目はサイバーエージェント所属

どちらも「バチェラー」というゲームのゲームマスターとしての

振る舞いやルールを充分に理解してる雰囲気があったが、

今回のバチェラーは、関西弁の喋り方は柔らかいものの、

話の中身は小学生の作文のような、つたない日本語。

ネット上では、意味ありげだが中身の薄いセクシー小泉進次郎や、

おバカキャラで有名なロンブー亮に喋り方が似ている

などと書かれていた。

「もしかして、今回のバチェラーって顔の良いアホなんちゃう?」

そんな疑惑がムクムクと湧いてきたのである。

 

野原遥バックハグの秘密

 

強い女性が好きなバチェラーのお気に入りは

ミス・ユニバースの地方代表に選ばれたこともある、野原遥

彼女は日本人離れしたルックスで、外国人に受けそうなタイプ。

(顔が立派すぎるので、目と鼻をお直ししてる気もするが)

彼女と2ショットの時は、高確率でバックハグをしているバチェラーだが、

これはスタッフから指示が出てそうだなと、私は感じた。

「バチェラー」と言うリアリティショーはアメリカが発祥

世界各国で放送されているので「東洋人の男女カップル」よりも

「白人ぽい女性と日本人男性」の組み合わせの方が

より「バチェラー」っぽいのである。「映える」2人である。

宣伝用の写真などに使いやすい2ショットを狙って、

スタッフとバチェラーで相談の上、バックハグからの

サプライズローズを決めているような気がした。

 

見た目は強いが中身は気さくな野原遥


『バチェラー・シーズン3』 ― 強いだけの女じゃないの。― 野原 遥

 

バチェラーが泣いた!(「ガルボが笑った!」風にお読みください)

 

顔面も性格もしっかり者の野原遥以外のバチェラーのお気に入りは、

実家が葡萄農家の岩間恵、元・北新地ホステスの水田あゆみ

バツイチ子持ちの田尻夏樹、金髪DJの中川友里の4人。

この4人の中でダントツに贔屓をされていたのは岩間恵で

バチェラーから「俺を好きになってほしい」と言われたり、

クレープを焼いてもらったりと、何かと特別扱いを受けていた。

 

また、この4人以外のお気に入りは、最年少参加者の濱崎麻莉亜

2人きりでデートをした時に「おとなしい子かと思ったけど

しっかりしていて可愛い」と確実に心が揺れているシーンがあった。 

麻莉亜ちゃんは白雪姫みたいで可愛かったが、

カクテルパーティでバチェラーとの2ショットトークの後に落選する。

その時の落選理由が「もっと早く自己開示して欲しかったから」。

結婚願望が強い麻莉亜ちゃんは「父親の記憶がなく、年上の男性に憧れがある。」

と告白したのだが、重めの告白直後に落とすバチェラー……

デリカシーがない。せめて一回ずらすとかの配慮はないのか。

 

しかし不思議な事に、麻莉亜ちゃんを落とした後で、真也は号泣する。

「あれっ、この人確かEP2の船上デート中に『俺は犬の事では泣くけど、

自分の事では涙は出えへん』『弱い王子様やで』って言ってなかったっけ」。

号泣シーンを見た私は、おそらく麻莉亜ちゃんを凄く気に入っていたけど、

麻莉亜ちゃんの望むような包容力のある人間ではない(=『弱い王子様』)、

と言う事を自覚していて、落とさざるを得なかったのではないか、

と想像してしまった。

 

実際、麻莉亜ちゃんとの会話で、バチェラーは仕事の経験値が低い

車屋で働いたり、おじさんの会社で雑貨のネット販売をしていた程度)

と言うのが、かいまみえて「社会人経験がなさそう」

「実家に寄生してるボンボンなのでは」と言う「アホボン」疑惑

生まれてきたのである。

 

ドレス姿がお姫様みたいで可愛い濱崎麻莉亜

www.youtube.com 

 

他人の地雷を踏み続ける男、友永真也

 

麻莉亜ちゃんだけではない。

今回のバチェラーは、サクッと他人の地雷を踏む

DJ中川さんが「自分が一番になれないなら決断してほしい」と

カクテルパーティでせまると、その場でいきなり

「わかった。今日はバラ渡さへんわ」と、ゲームの段取り無視で宣言する。

バツイチ子持ちの田尻さんが自分の秘密(子持ちである事)を告白した後、

「お子さんを見てみたいですね」と語り、

田尻さんの家庭訪問をして息子さんと対面した直後に、

「やっぱり父親になる自信がない」と落とす。

 

いやいやいや。父親になれるかどうか、会う前から分かるやろ〜。

子供に会った直後に落とすと、子供が傷つくと思わんか〜。

せめて落とす時を一回ずらせよ〜。本当にノー・デリカシー真也やなぁ〜。

と、モニタの前でツッコんだけれど、その後、

真也の真っ直ぐさ、計算のできなさが原因で、バチェラー史上

最大の惨事が起こるとは、この時は想像していなかったのである。

 

まさかの失恋。バチェラーが再び大号泣。

 

「犬の事では泣くけど、自分の事では泣かへん(キリッ)」と

断言していた割に、バチェラーはまた泣いていた。

 

まず「強い女」野原遥を落とした後で、泣く。

完璧超人の野原さんは、しっかり者で、

受け答えもそつがなく、でも内面は気さくで明るい女性。

 

野原さんは去り際もカッコよく、泣きじゃくっていた

バチェラーに対して「きをつけ」と言って姿勢を直させ、

「ありがとうございました」と、美しい礼をして去って行った。

野原は、バチェラー曰く「自分にないものを全て持っている女性」。

まるで、お母さんが子供をあやしてるみたいで、

男女の関係としては難しいかもしれない。

 

野原遥が落ちて、最終候補が水田あゆみと岩間恵の2人になった時に、

視聴者はすでに「バチェラーは岩間恵を選ぶ」と分かっていた。

バチェラーが、神戸の実家訪問の時点で「僕は恵さんがいいのに」

とカメラの前でいきどおって喋っていたからである。

これは、バチェラーの家族が、野原、水田、岩間と会った後、

バチェラーから「誰が一番いいか」と聞かれたので

父、母、兄の3人揃って「水田さん」と答えたところ、

「なんでやねん」とばかりにバチェラーがキレだして、

「僕は恵がいい」と言いだしたからである。

 

「随分と盛大なネタバレするなぁ」と思ったが、これが重大な伏線となる。

なんと最終決戦地であるフランスに来て、

大本命の岩間恵が「私、真也の事を好きか分からない」と

言いだしたのである。バチェラー、まさかの失恋で三度目の涙

 

 

かたや水田あゆみは、これまで、自分のホステスという経歴や

両親が離婚している事などで「今回は落とされるかも」と

不利な状況にヒヤヒヤしながらも、バチェラーへの優しさや気遣いで、

バチェラーの心をつかんできた。

 

結局、ローズセレモニーの直前に失恋したバチェラーは

最後の1人に水田さんを選ぶが、どこからどう見ても岩間さんに未練タラタラ

観ているこちらは、

玉砕覚悟で岩間さんに渡した方が良かったのでは?」

「岩間さんがバラを受け取る可能性もあるんじゃないの?」

男らしくないぞ! バチェラーのくせに」

とモヤモヤした気持ちの方がまさったのである。

 

その後、水田さんと一緒にフランスのホームステイ先の

家族に会いに行き、水田さんに向かって「俺を支えてな」などと話していたが、

真也の目は死んでいるように私には見えた。

 

土壇場でバチェラーをふった岩間恵


『バチェラー・シーズン3』 ― 気がつくと不幸なの。― 岩間 恵

 

気遣いの水田が損をする理由

 

私は水田さんがあまり好きではない。

気遣いがすごいし、優しい女性だと思うが、

男性に尽くしすぎてる気がしていた。

 

具体的に言うと、EP7で中川さんがバチェラーに詰め寄った

通称「中川の乱」の時、カクテルパーティでドレスを

着ていた水田さんは、バチェラーが脱いだ上着

さっと受け取ってあげていた。

これを「気遣い」とみる人は多いと思うが、

パーティでドレスを着てる参加者は、

男性の上着を預かってはいけないと思う。

TVショーだから、上着を預かってくれるような

ホールスタッフがいなかったんだろうけど、

やりすぎ、マナー違反の気がした。

 

また、最後に婚約指輪をはめる時に、

バチェラーが指輪をはめやすいように

水田さんは、ドレス姿でかがんだのだけど、

これも間違った「気遣い」の気がした。

真のヒロイン、勝者ならば、直立したまま

受け入れて欲しいと感じた。

 

気遣い、優しさは大事だけど、

相手を甘やかしすぎるのも考えもので、

結局、男性から舐められるような気がする。

 

真心で尽くす女、水田あゆみ


『バチェラー・シーズン3』 ― 元・北新地のオンナ。― 水田 あゆみ

 

まさかのどんでん返し。スタジオMCまでが「胸糞悪い」と発言

 

最後のローズが渡された3ヶ月後、

バチェラーと水田さんを祝福するため、スタジオに

女性出演者とMCの今田耕司、藤森慎吾、指原莉乃が集まっていた。

そこへ重大な報告があると真剣な顔でバチェラーが登場。

帰国後、バチェラーは1ヶ月で水田さんをふってしまった。

岩間さんを忘れられないバチェラーは、彼女に再度接触

岩間さんもバチェラーを受け入れ、現在

2人は付き合っています、と言う報告をしたのだった。

 

この結果を聞いて、私は「やっぱりな」と思ったし、

水田さんが可哀想ではあるが、どちらにしても

長くは続かなかったと思うので、納得の結果だと感じた。

しかし、スタジオの女性メンバーは、

「自分たちがローズをもらうために頑張っていた意味がない

と感じたのか、ほぼ全員が、あきれ顔。

スタジオMCの指原さんは「胸糞悪い」と言い放ち、

「水田さんが可哀想」と同情の声がネットにあふれ返った。

しかもバチェラーは、水田さんをふる前に岩間さんに連絡をしていたので、

「二股」「浮気」ではないかと、怒りの声は激しくなったのである。

 

タイのゴーゴーボーイとは? 岩間さんの清楚系ビッチ疑惑

 

怒りの矛先は当然、バチェラーだけでなく、岩間恵にも向かった。

彼女は女子アナ風の清楚系美人なのだが「好きかどうか分からない」と

土壇場で言い出すなど、なかなかのツワモノ

自分がバチェラーに好かれている事に自信があったのか、

途中から、微妙な態度をとっていた。

順調に勝ち残っているのに、あまり嬉しそうではない

何を考えているのか分からない女性だった。

 

そんな「略奪女」の岩間さんについて「バチェラー」配信直後に、怪情報が出てきた。

「バチェラー」の収録後、タイで風俗関係の仕事をしている日本人男性と

一緒にゴーゴーバーなる風俗店へ行っていたらしく、

その男性が自慢げに、ゴーゴーバー帰りの

岩間さんの動画をツイッターに上げていたそうだ。

(ゴーゴーバーとはマッチョな男性ヌードが見れる風俗店らしい)

現在はそのつぶやき自体は削除されてるが、YOUTUBEなどで

検索すると転載された動画を見る事ができる。

 

動画の中の岩間さんは「自由奔放」と言うか

とにかく明るい岩間」と言うか、なかなかのはっちゃけ具合。

清楚なお嬢様なら近寄らないような男性と一緒にいて

なんだかとっても楽しそうだ、と言う事はよくわかった。

 

 

その上で、改めて「バチェラー」の配信を観てみたら、

彼女は自分から「清楚です」「真面目です」と言ってた事はなく、

黒髪の外見が清楚っぽいだけで、割とうるさいし、

「意外とエロいと言われる」とも言っていた。

多少の猫被りはあったとしても、隠しきれない

岩間さんの不真面目さ、自由奔放さが、今回のバチェラーの

フィーリングにぴったりだったのではないかと思うのである。

水田さんの一途さよりも、怖いもの知らずな岩間さんの不真面目さが

バチェラーを引きつけた、そんな気がするのである。

 

 

リアリティショーに出る人は、多かれ少なかれバッシングを

受けがちなので、やはり、強くないといけない。

岩間さんはほんまに強い。結婚向きかどうかは別として

望み通りの強い女をゲットした、バチェラー真也に幸あれ

と願う次第である。

 

 

追記>ツイッター上に友永さんのお知り合いらしき人が

「友永真也はお嫁さんを探しにきて、恵さんに一目惚れした。最初から仏の親友にそう打明けていた。人を傷付け、ルール違反をし、みんなの夢をぶち壊したのだろう。でも6年間面倒を見た教師として、彼の一途な思いを応援している。彼はバチェラーなんかじゃない。大人の事情に振り回された只の純な男だ。」

というつぶやきをしていたが、大人の事情に振り回された、というのは

最後のローズを水田さんに渡すようスタッフから指示されたのだろうか。

まぁ、そういう事も含めて「リアリティショー」だから、仕方がない気がする。

「バチェラー」の収録期間中に、本命を振り向かせられなかったのは、

友永さんの実力不足、コミュニケーション能力の低さのせいだと思うので。

 

私は「バチェラー」という番組は、上品な番組ではないと思っているので、

夢を壊されたとは全く思わないし、水田エンドだと「嘘くさい」と思うので、

岩間さんに再度アタックした友永さんでオッケーだと思います。

 

 

あらためて「バチェラー」って何? と思った方は以下の動画がオススメ。


ナインティナインの『バチェラー・ジャパン』シーズン3大予想スペシャル

『あなたの番です』ロス 続きはhuluで?

久しぶりにドラマにはまって、ブログ記事を書きましたが、

見事に黒幕の推理が外れました。残念。

 

以下、私の感想。

 

まぁ内山が罪をかぶるとしたら黒島しかいないよね……。

黒島が赤池美里と児嶋佳代を殺した理由は

交換殺人ゲームを盛り上げたかったからかぁ……。

赤池美里には性格の悪さがバレかけてたようだけど)

 

あと、黒島ちゃんを攻撃し続けた尾野ちゃんが

黒島のターゲットにならない、と言うのも凄い。

リステリンぶっかけられても、イラっと来なかったのかなぁ。

もしくはサイコパス同士だから気にならないのか。

 

菜奈ちゃんかわいそう。エア結婚式は哀しいが

翔太のタキシード姿は『おっさんずラブ』ファンへの

サービスっぽかったな。

 

それから管理人さん、自分はすごく感じ悪い態度をとっていて

なおかつ自分から言いだした交換殺人ゲームなのに

「なんだよ!俺を殺したい奴がいるのかよ!」

となるあたり、勝手すぎて笑った。

 

南の事件については時間が足りないからか

huluで続きをやるらしい。

田宮さんのお芝居シーンに尺取りすぎだったのでは?

「劇団満員on礼」面白かったけど、関係なかったな。

 

半年楽しませてもらいました。

尾野ちゃんの黒幕は見れなかったけど、

黒島ちゃんの「内緒ね」は見れたからヨシとするかぁ。

(負け惜しみ)

『あなたの番です』最終回、私の予想 

2クール続いたミステリードラマ『あなたの番です』が

今度の日曜で最終回を迎える。

最初の方は、登場人物の多さと、犯人像が想像つかずに翻弄されたが、

終盤になって、ようやく黒幕の存在が絞られてきた。

 

最初はお遊びで、死んでほしい人の名前を書いた交換殺人ゲーム。

誰が誰の名前を書き、誰の名前を引いたのか。

交換殺人ゲームで殺された人、それぞれの犯人は誰か、

また、ゲームとは別経由で殺された通称「ほほえみ殺人」の犯人は誰か、

ネット上では考察が盛んで、最終回ひとつ手前の第19回目の放送では、

怪しい人物が数人に絞り込まれていた。

 

www.ntv.co.jp

 

誰が「ほほえみ殺人」の黒幕か、最終レース予想

 

まず、「ほほえみ殺人」の件で、主人公の翔太の妻、

菜奈ちゃんを含む5人を殺した容疑者として疑われているのが、

理系女子大生の黒島ちゃん、

ゆるふわサイコパスの尾野ちゃん、

IT系ベンチャーの江藤、

怪しい実業家の西村の4人。

 

そして、19回の放送の最後に、

翔太の相棒のはずだった二階堂が、突然、

犯人であるかのような怪しい行動をとりだした。

 

今のところ、ネットの考察では、

内山や二階堂を操っている黒島が犯人、と言う意見が一番多く、

最初から怪しさ満点だった尾野は次点、

大穴で後半から参加してきた二階堂、

と言う感じになっている。

 

私の考えでは、黒島が犯人はないと思う。

前回の記事に書いた通り、黒島は交換殺人の紙について

嘘をついていて非常に怪しいが、怪しさで視聴者を引っ張りつつ、

最後は白でしたと言う、一番注目される美味しい役だと思う。

 

私が、黒島が犯人ではないと思う一番の理由は、

ドラマの構造上のこと。

黒島が犯人だと、前半のメインの事件の

犯人と同じになってしまうから。

犯行の理由は違うだろうが、主人公夫婦と一番親しく

付き合ってたあの人と、黒島はほとんど同じ立場。

信じていた人に騙されるのは誰にとっても一番辛いが、

ひとつのドラマの中で、同じパターンの繰り返しは面白くない。

 

 

やっぱり殺人鬼はあの人しかいない

 

 

私が思う「ほほえみ殺人」の犯人は、

ゆるふわサイコパスの尾野ちゃん。

前回の記事にも書いたが、少なくとも菜奈ちゃんの

殺人は彼女以外にないと思う。

翔太に対して挑発するような偽の遺書を残したり、

翔太が菜奈ちゃんの死でダメージを受けてるのを知って、

「こわいこわい♪」とかげで喜んだり、伏線ありまくりだから。

 

また、Huluで配信されているサイドストーリー『扉の向こう』で

尾野ちゃんは「(尾野は)こわい人」と他人から証言されていたが、

黒島ちゃんは今ひとつ他人の気持ちが分からない鈍感キャラで、

これを観ても尾野ちゃん一択、と言う感じである。

 

それ以外の犯行については、黒島のストーカーである内山が、

実行したものもあると思う。(コウノタカフミなど)

内山は「交換殺人以外の殺人は、すべて

黒島ちゃんに捧げた犯行です」と告白したが、

尾野ちゃんに何かしら言いふくめられて、

他の犯行も自分がかぶって死んだのだと思う。

 

例えば、「黒島ちゃんに尊敬されたいんでしょう。

だったら殺した人数は多い方が尊敬されるよ」とかなんとか

常人には理解不能な理由をつけたのではないか。

サイコの気持ちはサイコにしか分からない(?)と言うか。

 

 

二階堂の怪しい行動は、サイコパスから大事な人を守るため?

 

 

ミステリーが好きだと言う翔太は、推理小説のオチを平気で人に話すし、

最愛の妻を亡くして冷静ではないため、探偵役としてはあまり優秀ではない。

もともと頭脳よりも体力がまさる、直感タイプ。

二階堂も、恋人の黒島ちゃんが犯人と疑われる苦しい立場だけれど、

感情的ではない頭脳派なので、尾野ちゃんの猟奇性から、

彼女が犯人であると見当をつけたのではないか。

 

尾野ちゃんは前半で翔太にべったりだったが、

自分が捨てられたと思い込み(尾野ちゃんは過去、孤児だったらしい)

翔太への態度が一変した。

「こういう捨てられ方したら、怖いから」と、犯行予告のような発言もしている。

また、二階堂と黒島が仲良くなっているのに気づいてからは、

二階堂にベタベタしだして、黒島ちゃんへの攻撃がエスカレートしている。

 

そういえば、今回、黒島ちゃんが駅のホームから突き落とされた時の

監視カメラ映像があったが、突き落とした人の服の袖が長袖のように見えるので、

これもやっぱり尾野ちゃんじゃないかな、と私は思っている。

「二の腕出しがちガール」を突き飛ばしたのは

「長袖ガール」尾野ちゃん、可能性あると思います。

 

次回予告では、二階堂は「僕が菜奈さんを殺しました」と言い、

翔太と黒島に塩化カリウムの点滴をつけさせている。

しかも「ゾウさんですか、キリンさんですか」と

菜奈ちゃんの死ぬ間際に犯人がした行動を再現しているが、

これは真犯人である尾野ちゃんの自白を引き出そうとしてるのではないか。

そもそも、二階堂には菜奈ちゃんを殺す動機がないし。(今のところ)

 

 

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西村、江藤、田宮は何を隠しているのか?

 

次回予告で気になる西村、田宮、江藤について。

田宮は19回で黒島のDV彼氏を殺したと自白。

正義感からおこなったが、過ちを償いたいと言った。

しかし、まだ何か隠してそうなのだ。

 

田宮は、黒島のDV彼氏を殺したが、

その後、新聞記事で彼氏の名前を知り、

交換殺人で自分が引いた名前と同じだと気づく。

と言うことは、黒島が書いた紙を自分が引いた訳だ。

その後、マンション内で別の殺人が起こった時

赤池夫婦や児嶋佳世)に、黒島が交換殺人したのでと

疑うが、確認できずにビクビクしていた。

おそらくこれが田宮の秘密。

(しかし、そうすると黒島ちゃんと「内緒ね」は

してない事になるな……)

 

 

西村は管理人がらみで事件に関わっている。

麻雀仲間だったから、金銭トラブルでもあったのか。

誰が書いたか分からない「吉村」と言う紙は

おそらく管理人が「西村」と書こうとして間違えたか、

字が汚くて石崎が読み間違いしたかのどちらか。

 

また、管理人が死んだ時、西村は管理人の近くにいた可能性がある。

ネットの考察で、「管理人はアンテナケーブル

のようなものに引っかかって落ちてきたのに、

その時刻に、西村はテレビを見ていたと言っていた。

これは嘘だから、西村は管理人の死に関係がある」

と言うのを読んだが、これは正解だと思う。

 

江藤は出番も少なく、推理するほど情報がないが、

赤池おばあちゃんと妙に仲良しなのと、

GPS機能を使って尾野ちゃんの位置情報を把握してた事、

赤池おばあちゃんの施設でもGPSの位置情報を確認してる

シーンがあるため、ひょっとすると赤池おばあちゃんを、

交換殺人から守ろうとした善人かもしれない。

 

 

前回の記事で、赤池夫婦の事件をこう推理したと思う。

黒幕は、交換殺人ゲームで、死んで欲しい人に義母の幸子の名前を書いたと

思われる赤池美里に「幸子を殺してあげるから協力しろ」と言い、

誕生日会を開かせた。美里がやけにうわずった声で

「私でぇす!」と言うのは犯行を前に緊張していたからだろう。

美里は、吾郎を幸子が殺される時の証人にして、

自分のアリバイを確保したかったのだと思う。

美里が部屋の電気を消して暗くなったところで、

犯人は室内のどこからか飛び出して、幸子は殺さず、

美里と吾郎を殺したのではと書いた覚えがある。

 

この犯人は西村と江藤では、と書いた気がするが、

江藤は関わっておらず、管理人と西村が事前に共謀して計画を立て、

管理人が死んだ後に、西村が実行したのかもしれない。

管理人と西村は直前に仲間割れして、管理人だけ死んだ、

と言うのがしっくりくる気がする。

 

 

以上が私の予想。半分くらいは当たってると良いなぁ。

 

 

黒島ちゃん黒幕説は単純につまらないと思うので、

(ストーリーとしても大役をになう女優さんとしても)

尾野ちゃんの怪演を期待してます!

『あなたの番です』にハマる。黒島ちゃんの謎が解けたぞ!(断言)

ここ数ヶ月、ドラマ『あなたの番です』に、どハマりしていた。

マンションで起きる連続殺人事件を追うミステリーだが、

ちょいちょいコメディ要素が入っていて面白い。

(例えば、袴田吉彦が、袴田吉彦に似ていて迷惑してる

一般人役と袴田吉彦本人の二役を演じる、など)

 

www.ntv.co.jp

 

ネット上では、ドラマの考察が盛んで、私も某掲示板のコメントを見たり、

ネットの記事を時々読んだりしていたが、某掲示板では

「黒島が犯人、絶対怪しい」という意見をよく見かけていた。

 

黒島というのは殺人の起こるマンションに住んでる女子大生。

ドラマの原案者である秋元康プロデュースの、乃木坂46にいた西野七瀬が演じている。

理系女子で可愛らしいが、華奢で薄幸な雰囲気もある役どころ。

この黒島がなぜ怪しく見えるのか、一番の理由は

「引いた紙と書いた紙がどう考えても嘘」だから

 

このドラマ、そもそもの発端は、

「マンションの住民同士、殺したい人の名前を書いて交換しましょう」

という物騒なもの。そこから「交換殺人ゲーム」が始まり、

大勢が死ぬ、という話である。

「交換殺人ゲーム」のルールは、自分の殺してほしい誰かの名前を書き、

その名前を書いた紙を引いた人が殺す。自分の殺してほしい人を誰かが殺したら、

殺してもらったお礼に(?)自分の引いた紙の名前の人を殺していく、

と殺人が連鎖していく仕組み。

 

問題の黒島の紙は、書いた名前が「早川教授」で引いた紙は「織田信長」。

しかし、他の住民で「早川教授」を引いた人も、「織田信長」を

書いた人もいなかった。誰かが嘘をついている、という訳だ。

 

 

黒島の不自然な言動を検証していこう。

 

1、「早川教授」の命の心配を黒島が全然していない事。

 

このドラマ、誰にでもある「あんな奴、死んじゃえばいいのに

と思う気持ちをうま〜く利用している。

誰かの名前を書いて、その人が本当に殺されてしまったら、

人はどう行動するのか……というのがポイントだ。

原田知世演じる主人公や、生瀬勝久演じる田宮などは、

つい書いてしまったが、本当に殺されると困る」と言って、

名前を書いてしまった人に「危ないよ」と忠告したり、

紙を引いた人に「絶対殺さないで」と頼みにいくシーンがある。

ところが、可憐な女子大生の黒島には、そういうシーンが一切ない。

 

早川教授は実在しないのでは? とも思われたが、

同じ大学の先輩が「早川教授? あー、クソ野郎なので、みんな嫌ってますね」と

証言しており、またこの証言によって

「今のところ早川教授は殺されてはいない」という事も推測される。

紙に名前を書かれた他の人はガンガン死んでるのに、黒島、随分冷静だよね?

 

 

2、「織田信長」……って誰なのよ?

 

このゲームの中で、探偵役をつとめるのが、

原田知世田中圭の年の差カップル。

2人はミステリー好きが縁で知り合い、

マンションに引っ越してきたばかりの新婚さん。

マンションで起こった殺人事件の謎を明かすために、

住民たちに「引いた名前」と「書いた名前」の聞き込みを始める。

 

本来なら書いた名前と引いた名前は一致しなくてはおかしいのだが、

黒島の言う名前は、誰も書いてもいないし、引いてもいない。

他の住民にも不自然な名前を言う人はいたが、

その人物は結局、嘘をついていて、しっかりきっちり

交換殺人をおこなっていたのだった。

 

【注意!】この先はドラマを観てない人にとって激しくネタバレになります。

 

 ネット上ですでに考察されているのは、黒島の引いた

織田信長」はおそらく「赤池美里」である、というもの。

理由としては「赤池美里の名前を書いた浮田

黒島を含む女性3人に、紙を引いた人を探るため

カマをかけるシーンがある」「赤池という名前は

織田信長にゆかりがある愛知県の赤池駅と同じだから」

などであるが、おそらくブル(正解)であろう。

 

赤池美里は早い時期に殺されていたので、

殺人犯と思われないように、黒島は嘘をついたのだろう。

 

 

 3、本当に死んで欲しかったのはDV彼氏?

 

ドラマ登場時の黒島は、元彼にDVを受けていた。

殴られたのを隠す眼帯をつけたり、

手首に包帯、肩にあざ、など痛々しい描写があり、

最初は、暗くておとなしい雰囲気だった。

 

しかし、途中から明るくなり口数も増えたので、

黒島双子説、入れ替わり説が出たが、

実はDV彼氏が死んで、元気になったのだ。

普通に考えて、黒島が死んで欲しかったのは、

早川教授ではなく、この彼氏ではないか。

 

つまり、書いた紙は「DV彼氏」引いた紙は「赤池美里」なのだが

黒島はどちらも嘘をついているのだ。う〜〜〜ん、超怪しい。

 

 

4、黒島が嘘をつく理由

 

ここからが本題。黒島は自分が疑われるのが分かって

嘘をついているのだが、嘘をつく理由は犯人だからではなく、

誰かに口止めをされているからではないか。

 

誰かとは誰か。私の推測では、生瀬勝久演じる真面目な男、田宮である。

田宮は交換殺人ゲームで、自分の部下の「こうのたかふみ」の名を書いた。

真面目な田宮は、交換殺人ゲームを止めようとして、

防犯のため、個人でマンション内に監視カメラを

たくさん取り付ける。

 

しかし、その後、急に監視カメラを取り外し、

数日、家に引きこもった後、交換殺人ゲームについて

関わらないようになる。

その田宮のカメラを外した時期と、黒島のDV彼氏が

死んだ時期が近いのである。

 

田宮の引いた紙は「ゴミの分別ができない人」。

「こうのたかふみ」を引いた人はいたが、

「ゴミの分別〜」を書いた人は名乗り出なかった。

うん、田宮も怪しい

 

田宮はおそらく、監視カメラで黒島のDV彼氏が

黒島を傷つけるところを見たのだろう。

田宮はそれをとめに行き、黒島のDV彼氏を間違って

怪我をさせるか、殺すかしてしまったのだと思う。

(田宮が手を怪我して、黒島がなぜかそれを知ってるシーンもある)

黒島はDV彼氏の名前を書いていて、田宮はそれを引いていたため、

予期せず、交換殺人ゲームの形になってしまった。

 

そして、赤池美里もそれと前後する形で、誰かに殺されていた。

状況だけで言えば、「DV彼氏」を殺してもらい、

赤池美里」も殺されたから、黒島は交換殺人ゲームの

犯人の1人に見えるが、実際は無実である。

 

田宮は、正義感のある人間だから黒島を守ろうとして、

引いた紙と書いた紙を嘘をつくよう指示した。

そして、黒島も目上の人のアドバイスを受け、

翔太たちに嘘をついたのである。

 

途中で田宮は「自分は正しかったのか」と

悩むシーンがあったが、これは

「黒島が赤池美里を殺していたら?」

「引いた紙の嘘をつかせて良かったのか?」

 というような、黒島に関する事ではないかと思う。

 

5、赤池美里や手塚菜奈を殺したのは誰か

 

ここからは簡単に他の殺人についての推理、推測を述べる。

まず、この交換殺人ゲームを提案した管理人は、

ただの冗談ではなく、何かの意図があって

住民に殺したい人を聞いたのだと思う。

 

それは多分、赤池美里の義母の幸子がマンションの

元地主であり、金持ちであろう事と関係がある。

管理人は麻雀仲間の西村らと相談していて

悪巧みをしていただろう。江藤も関係してるかも。

赤池美里夫婦は、金銭がらみで殺されたと思われる。

(例えば、美里夫婦を殺し幸子を孤独にさせ、

江藤が面倒をみて、遺言書で遺産を分けてもらうとか)

 

管理人の一味(=西村)は、赤池美里は義母を殺したいだろうから、

美里に幸子を殺してやると嘘をつき、美里の協力で誕生パーティを開かせ、

暗くなったところで美里夫婦を殺し、犯行を目撃されないように

幸子に袋をかぶせたのだろう。

協力者がいるから普通に出入りできたのだと思う。

 

 

次に、菜奈を殺し、黒島を突き飛ばしたのは尾野。

交換殺人とは無関係にやったのではないか。

どちらも、男性から本気で愛されている女性が

憎らしくて犯行に及んだと思う。

尾野の動機は視聴者にもバレバレなので、

「怪しく見えすぎて、かえって無罪では」とも思えるが

今のところ、このライン以外、考えられない。

  

その他の殺人についてはまだ分からない事が多いが、

黒島のストーカーは、浮田を殺していると思う。

黒島が赤池美里の紙を引いたと疑った浮田が、黒島を問い詰めた。

それを盗聴していたストーカーが黒島を守るため、

勝手に殺したので、黒島はその事実を知らないのではないか。

 

児島佳代の場合は、何かまずい事を目撃した口封じかな?

もし、黒島のストーカーが殺したのであれば、

交換殺人ゲームの続行を偽装するためとか。

(引いた紙の順番は赤池美里→児島佳代と続くはずなので)

このドラマで一番、気の毒な人の気がする。

  

 

最後に、黒島が誰かに言われて黙ってるのではないか、

と言う推測がひらめいた理由になる画像を貼りたい。

それは最近、黒島が二階堂と一緒の時によくやる「内緒ね」のポーズ。

 

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黒島ちゃん、内緒のポーズ

 

反撃編になって、3回くらい連続で出てきてるが、おそらく

田宮さんとの間でも、この「内緒ね」をしたのではないか?

う〜ん、この考察、当たっていてほしい!

 

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追記 次回予告、黒島が田宮に「どうして言えないんですか」と

聞いてるシーンを観たら、考察が外れてる気がしてきた(笑)。

ともあれ、来週も楽しみです!

 

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